海の環境と生物資源研究会さくらえびラボは、2025年に研究者・漁業関係者の有志によって設立されました。
/
組織概要
組織名 | 非営利活動法人 海の環境と生物資源研究会 さくらえびラボ (英語表記:Marine Environment and Resources: Sakuraebi Lab) |
事務局 | 〒422-8002 静岡県静岡市駿河区谷田15-11 Tel; E-mail; info@sakuraebilab.org |
活動目的 | 駿河湾の海洋環境保全とサクラエビをはじめとする水産資源の回復・持続的活用を目指し、科学的調査と市民への情報共有を推進する。 |
活動内容 | このNPO法人は、駿河湾の海洋環境と水産資源の保全を目指し、長期にわたり科学的な環境調査を行っています。具体的には、サクラエビの群れの解析(体長、体重、性比)、水温や光の条件、餌となるプランクトンの動態、栄養塩の分析などを実施。また、産卵や人工飼育技術の開発、マイクロプラスチックの影響調査も行い、その成果を論文やメディアを通じて発信し、持続可能な漁業の実現に向けた取り組みを進めています。 |
創立 | 2025年4月(認証:2025年1月20日) |
所轄庁 | 静岡市 |
会員数 | 10名(法人賛助会員含む/2025年度現在) |
役員
理事長 | 鈴木 款 | 静岡大学名誉教授 静岡大学防災総合センター客員教授 |
副理事長 | 三重野 哲 | 静岡大学名誉教授 静岡大学客員教授 ふじのくに地球環境史ミュージアム客員教授 |
理事 | Beatriz Estela Casareto | 主任上席研究員 静岡大学名誉教授 ふじのくに地球環境史ミュージアム客員教授 |
理事 | 大石 達也 | 由比港漁業協同組合 組合長 |
理事 | 鈴木 利幸 | 静岡大学 特任准教授 |
理事 | 杉本 隆成 | 東京大学名誉教授 |
監事 | 豊田 圭太 | 主任研究員 |
監事 | 石川 義朗 | (公益財団法人)環境科学技術研究所 研究員 |
設立理念と活動
特定非営利活動法人「海の環境と生物資源研究会さくらえびラボ」は、駿河湾およびその周辺海域の環境保全と生物資源の持続可能な活用を目指し、以下の理念に基づいて活動を行います。
- 科学的調査とデータ解析
- 駿河湾や沿岸域の環境・生態系を定期的にモニタリングし、得られたデータを科学的に分析・公開します。これには、サクラエビの群れやプランクトン、微細藻類の生態調査、栄養塩の動態解析が含まれます。
- 人工養殖技術の確立を目指し、サクラエビやプランクトンの飼育実験を通じて漁業振興に寄与します。
- 環境保全と持続的な漁業
- 海洋環境の悪化要因であるマイクロプラスチックやPFASなどの汚染物質の影響を調査し、生態系の健全性を守る取り組みを進めます。
- 海草・海藻による炭素固定(ブルーカーボン)の促進や、駿河湾の深層水利用の研究も推進し、持続可能な資源管理を目指します。
- 市民との協働と教育
- 市民や学生向けにセミナー、体験学習、講演会を実施し、海洋環境保全への意識向上を図ります。
- ウェブサイトやイベントを通じて、調査成果や活動内容を広く発信し、地域社会との連携を強化します。
- 未来への貢献
- 長期的な視点で駿河湾の生態系を守り、次世代に豊かな自然環境を引き継ぐことを目指します。科学的知見を基にした提言を通じて、持続可能な漁業の実現を目指します。