ウェブコラム 第1回

  • NPO法人 海の環境と生物資源研究会さくらえびラボ発行のウェブコラム第一回として、当法人の設立の挨拶と当法人の紹介をしたく思います。
  1. NPO法人 海の環境と生物資源研究会さくらえびラボ 設立のご挨拶

 SDGsの[4, 13, 14, 17:質の高い教育をみんなに, 気候変動に具体的な対策を, 海の豊かさを守ろう, パートナーシップで目標を達成しよう]という目標を実現するために、駿河湾および関連海域の海洋環境と生物資源・生態系を調査をおこない、気候変動・温暖化や人間活動による影響下でのさくらえびと生物資源の持続性について、科学的調査研究を基に、様々な関係者と市民と共に推進することを目指します。未来への希望を提言し、豊かな駿河湾を目指します。そのために2025年1月23日にNPO法人を静岡市に設立しました。静岡大学で在職中に築いた由比港漁協やサクラエビ組合や静岡新聞との連携を基盤に、NPO法人として持続的に推進することを目指しています。1月の設立後、静岡市七間町にラボ兼用の事務所と静岡県のふじのくに地球環境史ミュージアムにラボを設置しました。

6月12日、当NPOの主要メンバーである美山博士(JAMSTEC)、千賀博士(東海大学)、大石組合長、海野参事(由比港漁協)などが出席し、昼食を伴うオープニングイベントを開催しました。このイベントでは、市民の参加を通じて資源の合理的な利用の必要性を認識し、持続可能な資源利用という当NPOの主要な目的を踏まえ、現在と将来の方向性について議論しました。

現在HPの充実や調査や今後の計画等の準備を進めています。このような状況で、今後一層この法人への支援あるいは共同研究等をご支援頂きたいと考え、関係する皆様と豊な駿河湾を実現しようという思いをを共有し、新たな事業を進めたいと思います。

  • NPO法人海の生物資源研究会さくらえびラボについて
  • 目的

駿河湾および関連海域の海洋環境状況を調査し、過去から未来にわたって、どのように環境が維持されているかを調べ、さくらえびと生物資源の持続性について科学的なデータ解析を市民とともに推進し、未来への提言を資料と共に公表していく。

  • 事業内容

① 駿河湾および沿岸海洋域(サンゴ礁・マングローブ・海草群落等)の環境生態系調査。

② 駿河湾サクラエビを含む生物資源・生物資源・生態系の調査。

③ サクラエビやプランクトン・微細藻類等の人工養殖の技術の確立による漁業振興。

④ 水圏(海洋・河川等)生物の生活環境のモニタリング。

⑤ 海洋におけるマイクロプラスチックなど人為的汚染物質と生態系への影響調査。

⑥ 駿河湾や沿岸海洋の海洋生態系や海草・海藻による炭素固定(ブルーカーボン)の促進。

⑦ 駿河湾の深層水利用の促進。

⑧会員及び市民向けに情報を発信し、セミナーを実施する。

⑨小学校から大学までの体験学習の推進。

⑩ WEBにて法人の活動やニュースを伝える。

その他、この法人の目的を達成するために必要な活動。

  • 役員

鈴木 款  理事長 静岡大学名誉教授 静岡大学防災総合センター客員教授

三重野 哲  副理事長 静岡大学名誉教授 静岡大学客員教授 ふじのくに地球  環境史ミュージアム客員教授

カサレト ベアトリス  理事 主任上席研究員 静岡大学名誉教授 ふじのく  に地球環境史ミュージアム 客員教授

大石 達也  由比港漁協協同組合 代表理事組合長 理事 大石 達也

鈴木 利幸  理事 静岡大学特任准教授

杉本 隆成  理事 東京大学名誉教授

豊田 圭太  監事 主任研究員

石川 義朗  監事 (公益財団法人)環境科学技術研究所 研究員

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